フランスでは現在、車を狙った強盗事件が多発しています。
2021年8月27日付けで在フランス日本大使館から「犯罪が増加しています。十分注意してください」というタイトルでメールがありました。
一時と比べ、大使館に届けられる犯罪被害報告も、増加傾向にあります。
在フランス日本国大使館領事部メールより引用
・・・・・車の窓ガラスを割られて荷物が強奪される事件は、南フランスやパリのみならず、フランス各地で生じています。
車の窓ガラスを割られて荷物が強奪される事件はフランス各地で起きている
車を狙った犯罪はこれまでシャルル・ド・ゴール空港からパリへ向かう道路で被害報告がよくありましたが、最近はフランス各地至るところで起きているようです。
実際、9月に入ってからも在仏日本人の方の乗用車から後部座席が盗まれたという事件もTwitter上で見かけました。
一体どんな対策をすればいいの?
そこで防犯対策に有効なのが飛散防止フィルムです。
フランスの車上荒らしや空き巣対策に飛散防止フィルムをつけよう
在フランス日本大使館からのメールには飛散防止フィルムが防犯対策に有効だと記されています。
窓ガラスに飛散防止フィルムを貼ることも防犯対策の一つと考えられます。
在フランス日本国大使館領事部メールより引用
飛散防止フィルムをフランス語でなんという?
フランス語では飛散防止フィルムのことを「Film de Sécurité」または「Film de protection pour voiture」と呼ぶようです。
Film de Sécurité
Film de protection pour voiture
窓ガラスに貼る飛散防止フィルム、日本の製品だとこんな感じです。
見た目もフランスの製品とだいたい同じですね。
飛散防止フィルムで出来ること
飛散防止フィルムをつけると出来ることは以下の4つです。
- 車の窓ガラスを割られにくい
- 万が一事故にあったとしても窓ガラスが飛散するリスクを防げる
- 車内の荷物を盗まれにくい
- UVカット効果
ガラスの飛散防止用のフィルムシートなので、ガラスが粉々に割られる可能性は低くなります。
結果的に、窓ガラスが簡単に破られることがなく、盗難されにくくなります。
飛散防止フィルムを貼っておけば、狙われにくくなる
また、フィルムの色は透明からスモークがかった黒色~灰色のものを選べます。
色のついたフィルムを選べば、外から車内をのぞかれても車の内部が見えないので、荷物があっても取られにくくなります。
その他、UVカット効果のあるフィルムなども販売されています。
その他の車上荒らし防犯対策
大使館によると、車上荒らしは以下のポイントに注意すべきとのこと。
- 高級品を身に着けない
- 車内の見えるところ(シート上)に荷物を置かない
- 信号待ちや渋滞中に減速して近づいてくる車に気をつける
【参考】在フランス日本大使館の安全情報
また、路上駐車は人通りの多い場所を選ぶほうが無難かもしれませんね。
狙われやすい車種・狙われにくい車種がある
じつは、転売しやすい車種の部品は狙われやすいとフランス人から聞いたことがあります。
車上荒らしの目的は車を乗っ取ることではなく、車についている部品を奪い取って、闇市場やネット上で売りさばくことです。
なぜなら、車の部品だと所有者の名前と紐付いていないので、ネット上などですぐに売ってしまえば警察にも追われにくく、捕まりにくいという泥棒側の利点があります。
恐らくルノーやプジョーなどの大衆車だと乗っている人口も多いので、部品を必要とする人も多く、狙われやすいと思われます。
反対に、マニアックな車種は狙われにくいようです。
まとめ
フランスでも一軒家や低層階マンションだと空き巣泥棒が来ることも考えられますから、 飛散防止フィルムはまとめて購入して、家の窓ガラスに貼っておくと安心かもしれません。
自宅は治安の良い地域に住んでいたとしても、仕事や用事などで人の多いパリ市内や地方都市、空港付近に出かけることもありますし、気をつけないといけませんね。
最後までお読みくださり有難うございました!
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