リエジョワってご存知ですか?
リエジョワ(liégeois)というのはフランス人にとって一般的なデザートです。
- カフェリエジョワ
- ショコラリエジョワ
上記2つはフランスのスーパーでヨーグルトと並んで売られているんですよ。
この記事ではリエジョワの意味や、各メーカーが提供しているリエジョワメニュー、そして自宅で作れるリエジョワのレシピをご紹介しますね。
リエジョワとはパリまたはベルギー発祥のデザート
ベルギーやフランスで人気の高いリエジョワ。
その由来を紐解いてみたところ、ベルギーの街 Liège(リエージュ)から来ているようです。
リエジョワの名前の由来
リエジョワとは「リエージュの」という意味になる形容詞。
じゃあベルギーのリエージュ発祥なのか!というと、そうではないんですね。
そう、ウインナーコーヒーってありますよね、生クリームの載ったコーヒーです。
ウインナーコーヒーは「ウィーンのコーヒー」という意味。(フランス語だと「Café viennois」)
戦争によってオーストリアを忌避し、ベルギーのリエージュ軍を称えるために、ウィンナーの「ウィーン(オーストリア)」を「リエージュ(ベルギー)」に変えたことによって、カフェリエジョワ呼ぶようになったんですって。
ややこしいわ
とにかく、リエジョワの先祖はウインナーコーヒーだということですね!
現在のリエジョワは高級パフェ化している
もともとはウインナーコーヒーだったので、「カフェ・リエジョワ」といってコーヒー味が主流でした。
時代の変遷とともにチョコレート味の「ショコラ・リエジョワ」も出てきて、リエジョワといえばコーヒー味かチョコ味が代表的になっています。
現在は日本でも
- ラデュレ
- リンツ
- ドゥバイヨル(DEBAILLEUL)
- ヴィロン
などのお店から、パフェドリンクとしてリエジョワが限定発売されていたようです。
アイスも載ってる!美味しそうです。。
ラデュレのリエジョワはさっぱりしたフルーツ系のリエジョワなんですね。
フランスのリエジョワはアイス無しのリエジョワがスタンダードですが、有名店のデザートともなると、豪華なパフェになっててボリュームありそうです。
さてそんなリエジョワですが、自宅でも簡単につくれるので本場フランスのレシピを公開しますね。
【作り方】リエジョワのレシピ
- 牛乳:300ml
- 生クリーム:200ml+ 200ml (ホイップクリーム用)
- 板ゼラチン:3枚(6g)
- 砂糖:40g~80g+5g(ホイップクリーム用)
- ※コーヒー:牛乳の代わりに大さじ3杯
板ゼラチン(または粉ゼラチン)6gを大さじ1の水と合わせてふやかす
小鍋に計量した牛乳・生クリーム・砂糖を入れて中火にかけて木べらで混ぜる
※吹きこぼれに注意!!
②の牛乳などにふやかしたゼラチンを投入し、火をとめて混ぜる
リエジョワを器に入れて涼しいところで冷やす。
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす(3時間前後で固まる)
材料を計量したら、鍋に入れて、混ぜて冷やすだけ。
リエジョワを作るのはとっても簡単です!
お砂糖控えめなら40g前後でOK!フランスのレシピは80gでかなり甘め。
マダガスカルバニラシュガーを入れても美味しいよ
リエジョワの味バリエーション
フランスで一般的なフレーバーはこちら。
- コーヒー味
- チョコレート味
「カフェリエジョワ」はコーヒー味ですし、「リエジョワショコラ」はチョコレート味です。
甘酸っぱいフルーツのフレーバーや、ピスタチオ味もスーパーに売っています。
- ブルーベリー味
- ピーチ味
- ピスタチオ味
海外在住の方は和風テイストにしても美味しいですよ。
- 抹茶味
- 黒ごま味
- ほうじ茶味
- あずき味
材料はゼラチンと生クリーム、小鍋があれば15分程度で製作できます。
フレーバー付きリエジョワは、牛乳の量を減らす代わりにコーヒーなどのフレーバーを同量追加してみてください。
ゼラチンの量と吹きこぼれだけ気をつけていれば失敗しにくいので、おうちデザートのラインナップに追加してみてくださいね。
まとめ:リエジョワ
わたしはフランスに来てすっかりカフェリエジョワの魅力にハマってしまいました。
冷やして作るデザートなので、暑い夏のおうちスイーツとして色々な味で作ってみてはいかがでしょうか?
今後も当ブログでは、フランスからリアルな生活情報をお届けしていきます。
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