- 2021年のお月見の日程は2021年9月21日火曜日です
- お月見をする日は十五夜または中秋の名月と呼ばれていて毎年日程が変わるので要注意!
- 来年のお月見は2022年9月10日土曜日です
海外に住んでいると9月は子供の入学シーズンで何かと忙しく、気がつくとお月見シーズンが終わってしまっていたりしませんか?
スーパーですすきや月見団子を買えるわけでもないので、海外在住者にとっては忘れがち。
お正月やクリスマスなどに比べると優先度の低くなりがちなイベントではありますよね。
でも海外で子育てをしているなら、お月見行事を祝う習慣をつけておくと、子供に日本語を教えたり日本の文化を伝えていく上で役立ちます。
この記事では、海外にいてもできるお月見の祝い方や行事食をご紹介します。
お月見とは?海外在住者はどう祝う?
お月見とは秋に収穫される食べ物を供えながら月を眺める習わしです。
「中秋の名月」「十五夜」とも呼ばれます。
なぜ祝う?その由来と歴史
十五夜と呼ばれる由来は、旧暦8月15日に行っていたことからその名前がつきました。
そもそものお月見の由来は中国から受け継いだ文化なんですって!
中国では唐代の頃から「中秋節」という観月の宴を催していました。
イエモネより引用
日本には平安時代に伝わり、貴族が十五夜(中秋の名月)を鑑賞するように。江戸時代にはこの風習が作物の収穫祭と結びついて庶民の間にも広まり、豊かな実りの象徴として十五夜(中秋の名月)を鑑賞し、お供え物をして感謝や祈りを捧げるようになったのです。
日本はもともと中国から多くの文化を引き継いだことも伝えられますね。
海外でもできる!お月見の楽しみ方
我が家には二人の子供がいるので、今まで行ってきたお月見の祝い方は大体こんな感じです。
お月見にちなんだ折り紙を折る
お月見団子の折り紙です。
うまく折れたら家に飾ることもできますよね。
YouTubeだと自分よりよっぽどわかりやすく折り紙解説をしてくれるので、親子喧嘩になりにくいというメリットもあります笑。
お月見にちなんだ読み聞かせ
お月見関連の絵本があればいいんですが、年に一度しかないイベントなので我が家は十五夜に関する絵本を持っておらず。
こちらもYouTubeですが、かわいいうさぎたちが満月のお月様を眺めるという「まんまるおつきさまのひ」という絵本の読み聞かせ動画があるので、こちらを子供たちと一緒に鑑賞します。
日本の伝統行事の絵本を読む
お月見だけを扱った絵本は多くありませんが、日本の行事全てが載っている絵本は重宝します。
特に海外に住んでいると日本文化や伝統行事について子供や現地の外国人にいろいろ聞かれて、答えに窮することも多いはず。
こちらの絵本は海外に住む友人が持っていて、とても良さそうでした。
※電子書籍のリンクしかなくてすみません
我が家は『にっぽんの図鑑』を持っています。
イラストや写真が多く、子供がひとりで眺めるだけでも楽しめます。
お月見の飾りつけを楽しむ
日本では月見団子やすすきを飾ることが多いですよね。
すすきはフランス語で「Miscanthus」といって、フランスの園芸センターやお花屋さんに売っています。
自然豊かな郊外や田舎にお住まいなら野草として自然に生えていたりもしますので、お散歩中に見つけたら1~2本取ってきて飾ってしまいましょう。
お月見にお供えしたい行事食
海外でもお月見らしさを演出できるのが行事食です。
お月見の行事食は、月にちなんだまるい形の料理や、秋が旬のお野菜が主流です。
- 月見団子
- さつまいも
- かぼちゃ
- 里芋
月見バーガーのように、 お月様に見立てて食べる行事食もありますよね。
以下では海外でも作りやすいお月見レシピを厳選しましたので良かったら試してみてくださいね。
月見団子のレシピ
上新粉のレシピ
上新粉がすぐに手に入るならこちらのレシピが簡単です。
白玉粉のレンジみたらし団子
白玉粉だと、もちもちするお団子が作れるようです。
3歳くらいから(聞き分けの良い子であれば笑)一緒に作ることもできますよ。
うちの子供は怪獣なので親の緊張感がすごかったです。。
米粉と絹豆腐のレシピ
米粉でも作れますが、米粉だけより絹豆腐と混ぜたほうが美味しいです。
米粉も上新粉も白玉粉も手に入らない!
米粉などが入手できない時は、さつまいもを使った団子にするか、ひき肉を使って肉団子にしてしまいましょう。
柔らか肉だんご 甘酢あんソース
肉団子なら外国人の旦那さんや義理家族でも違和感なく食べてくれるはず。
甘酢あんは海外でも抵抗なく食べてもらえる確率高いです。
さつまいもを使ったレシピ
さつまいものごま団子風
おもちは不安なお子さんにはさつまいものお団子も。
子供と一緒に作れます。
もっとズボラなレシピは次です。
さつまいもきな粉団子<離乳食OK>
生後9ヶ月の赤ちゃんでもOK。
さつまいもをふかして潰して丸めるだけ!
お月見バーガーなどのレシピ
木綿豆腐を使った豆腐ハンバーグ のレシピ
木綿豆腐と合いびき肉を使った豆腐ハンバーグです。
木綿豆腐ならフランスのスーパーでBIO製品コーナーを探すと買えますよ。
合いびき肉にこだわらなければ牛ひき肉や鶏ミンチなどで代用しても。
てり焼き月見ハンバーグ
こちらは豆腐は不使用。
パン粉を入れたハンバーグです。
ナスと鶏そぼろのお月見丼
こちらはナスと鶏そぼろ丼のレシピですが、目玉焼きが合うならどんな丼ぶりでもいけそうですよね。
つくねの照焼き 月見おろし添え
うずらの卵と大根おろしで「お月見」を表現ということですね。
レシピにはレンコンつくねとなっていますが、レンコンは海外では見つかりにくいので、ふわっとしたつくねを作りたければズッキーニをすりおろして代用するといいですよ。
ズッキーニの緑色が気になるなら皮だけむいてくださいね。
かぼちゃを使ったレシピ
みたらしかぼちゃ巾着団子
かぼちゃマッシュを作るので手間がかかりますが、冷凍かぼちゃを使うとラクです。
お子さんと一緒に休日に作るのもありですね。
かぼちゃのすいとん
室町時代から存在する「すいとん」は食糧難のときにも重宝された歴史ある庶民の味。
小麦粉と水さえあれば作れるので海外でも作りやすいですよ。
かぼちゃによって水分量が異なるので、レシピの水は全量を入れず、少しずつ入れていく方が安心です。
里芋を使ったレシピ
里芋のもっちり照り揚げ
里芋好きな方にはおすすめ。
出汁で煮含めた里芋を使っていますので、生のままだったら一度下茹ですると柔らかくなって食べやすくなります。
海外でもお月見を祝おう
海外でお月見などの伝統行事を日本にいる方と同じようにお祝いするのは大変です。
お祝いしたくても道具や材料が無いと、どうやってお祝いすればいいの?と、私も過去に断念することもありました。
まあ何かと不便な海外なので、ここは頑張りすぎずに、まずは目玉焼きを焼きましょう笑。
そしてお子さんやご家族と一緒に、お月見に関するYouTubeを見たり、夜空を眺めて月を探したりして、「お月見という行事が日本にはあるんだよ」ということを伝えられればいいのかなと思います。
もし余裕があれば折り紙を折っておうちに飾ったり、行事食をお子さんと一緒に作ったりしてみてくださいね。
日本語学校や日本語補習校に通っていると、こうした行事についてアクティビティをしてくれたりするようですね。
最後までお読みくださり有難うございました!
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